Re: もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら

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d0yaga0

不満 Re: もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2012/8/22 12:32 | 最終変更
d0yaga0  一人前   投稿数: 90
 
WOWOWでの放送を録画してたことすらすっかり忘れててHDD残量整理の目的もあって尻を叩かれるように視聴。
一発屋臭がプンプンする企画モノ映画だったよ。

野球部のマネージャーをやりたいからという言葉を受けて、ドラッカーの『マネジメント』を差し出す本屋さんも狂人なら、それをまさに“真摯に受け止め”て野球部再建に努める主人公も相当な狂人だと思うな。
この狂人の連鎖はとどまることを知らず、唖然としたのが県予選でピッチャーが窮地に立たされたときに吹奏楽部員が“ピッチャーのテーマ”を演奏して奮起させる場面。吹奏楽での応援は自校の攻撃の時のみ許されてて、相手校の攻撃の際の演奏は禁止されてるんだけどね。ドラマとして盛り上げたいという気持ちはわかるんだけど、『マネジメント』を用いて野球部を再建するっていう大ウソを掲げたのであれば、こういう部分こそリアリティを追求して積み重ねていくべきだと思う。

リアリティ追求が欠けてるといえば、この野球部の再建のくだりにドラッカーが全くといっていいほど活かされてない件。
『ノーボールノーバント作戦』が“イノベーション”にあたるという部分にはまったく同意できないよ。人と違うこと=イノベーションと短絡的に捉えすぎ。破壊型イノベーションがイノベーションのすべてでもないだろうに。百歩譲って『ノーボールノーバント作戦』がイノベーションをもたらすものだとして、その理由が監督(演:大泉洋)の好き嫌いによるものっていうのが構成上うまくない。なぜバントが嫌いなのかに言及しないかぎり簡単にイノベーションを持ち出すのは危険すぎるよ。ノーボールについても野球をやってる人なら誰もがその方が効率がいいというだろう。けどね、効率化の為にストライク3球でってのはピッチャーにとったらプレッシャー以外のなにものでもないからね。現にこのピッチャーってめちゃめちゃメンタル面が弱かったじゃないですか。

原作未読なんでこの作品の本当の意図はわからないけど、映画を観ててもドラッカーを紹介したかったのか、ドラッカーに感化されて強くなる野球部を描きたかったのか、はたまたドラッカーの著書をなぞれば不可能ことなどなにもない的な、ドラッカーさえ読んどけば仕事なんてバリバリできるようになるぜ的などこぞの新書にありがちな内容を描きたかったのかわからない。
(ついでにNHKのアニメ版も見たけどこの印象はまったく変わらず…)

ただ、少々オツムの弱い女子高生マネージャーが盲目的にドラッカーの『マネジメント』を実践しようと奮起、監督や部員といった主人公以外が頑張って野球部が強くなっていくもその過程においてドラッカーは不在、親友の死に自暴自棄になったマネージャーは依然として何もできず、監督や部員たちの頑張りのみによって甲子園出場決定という、「え?前田敦子って何がしたかったの?」的な内容だったということはなんとなしにわかりました。

国民的アイドル(誇張表現)のマエアツが主演であっても、国民的アイドルグループ(さらに誇大表現)が主題歌を唄ったとしても、DDを公言する僕でさえちょっと擁護できない感じのアイドル映画だったな。(川口春奈の方が可愛かったし)

追伸
本の装丁ってやっぱ重要なんだなぁ。絵師さんスゲーなー(棒読み)
 

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