Re: 紙の月

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onitsuka

なし Re: 紙の月

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2014/11/23 20:26 | 最終変更
onitsuka  常連   投稿数: 63
「紙の月」★
 ネタバレ注意!
 この文章は、映画の内容に、事細かに触れていることがあります。
読まれる方は、そのことを充分ご検討のうえ、お読みください。
 また、ちょっと長めに言わせていただきますと、映画を観るのに前情報を入れるのはいかがなもの“でしょう”?というのが、私の本音です。予告編とチラシと自分の直感、それとあとは、信頼できる友人からの口コミですね、そういう感じで映画を選んで観てほしいです。
 そして、事情は重々承知しているつもりですが、やはり、映画館でCMは流してほしくないですし、見たくないです。それに、映画は、基本、映画館で観るものだとも思います。但し、家計的にきつい人とかは別!これが、ま、私の心からの「叫び」「の・ようなもの」です。
 しつこいと言われることを覚悟しながら、怖さも感じながら、この前置きを書いています。そして、これは、これからここで書く全ての私の映画の感想の前に入れていきたいと思います。何故なら、それが、1映画ファンとしての、何ていいますか、恥ずかしながら、それなりのプライドとかいうものでございまして、また、映画の面白さや色んな楽しみ方を、お伝えし、広めていくことが、映画を再び心から楽しめるようになれた、私の使命?みたいなものじゃないかなと思うからです。
 “蒼”くさいでしょうか?
 あんなに、宮沢りえと池松壮亮のベッドシーンが多いとは思いませんでした。予想しませんでした。宮沢の露出は、ほとんど無いですけどね。
 スローモーション(ハイスピード撮影ともいうらしいです。)の使い方が、そこでの音楽の入り方と“マッチ”していて、最初は、“上手”いなと思って、中盤いいなと思って、最後は、凄いなと思いました。横断歩道を歩く歩行者たちを、ゆっくりスローで撮っていて、なおかつ、自転車に乗っている宮沢は、そこで止まります。
 世の中、もっと、ゆっくりでいいのじゃない?、止まってもいいんじゃない?、という、吉田大八監督のメッセージが、聞こえてくるようでしたし、ラストで、画面を横に走る宮沢のスローは、もう「言葉にできない」素晴らしさでした。
 “スローライフ”は、小昔(調べたら、2001年でした。)からの言葉ですけれど、今こそ必要なのではないかと、監督は“ささや”いて(多分、本当は、訴えたい。)いらっしゃるのではないかと思います。これは、中島みゆきさんの「泣いてもいいんだよ」という曲の歌詞と、メッセージが重なり合います。
 強い、打つような音楽が、何かどこかで聴いたなと思っていたら、「マルサの女」(伊丹十三監督・宮本信子主演、山崎努・大地(ジャック・ニコルソン)康雄共演)のテーマ曲とそっくりなことに気がつきました。あの映画ほどではないけれど、銀行の業務が克明に描かれていて、銀行の“お仕事”って、やはり大変なのだなあと思いました。
 その後、宮沢は、外国(どこの国かはっきりしない)で、高校生?の時、募金活動で助けた男の子が成長した男?と再会して、「青いりんご」をかじります。
 大島優子が、昨年の「スペック」映画版とは、比べものにならない、しっかりした表情をしていました。まるで、別人のようでした。彼女が、“ありがち”な実家近くの公務員との結婚で、あっさり寿退社してしまうのも、これまでのキャラクターが活かされていて、面白かったです。
 池松は、この後、市川由衣と共演の「海を感じる時」が控えていて、楽しみです。
 近藤芳正(「笑の大学」(三谷幸喜作・西村雅彦共演の演劇版DVD、面白い。映画版も観ましたけど、残念ながら、私には今三歩という感想でした…。)が、支店長補佐?という役柄からか、少し中年太りしていて、相変わらずの安定感のある、安心して観ていられる演技を披露してくれています。
 宮沢と、上司役の小林聡美(大林宣彦監督の尾道三部作の第1作「転校生」主演。(尾美としのり、ダブル主演?)は、女対決でした。見えない火花が、飛び散ります。
 序盤から中盤にかけて、眠ってしまったところが何か所かありました。
 「大いなる沈黙…」を観ていなかったら、高校?時代の宮沢が、女子生徒みんなで聖歌を歌うシーンは、“しらけ”ていたかもしれません。あの映画を、勇気をもって、シネマに書いて下さった、会員のSさんに大感謝です。
 吉田監督、メッセージをはっきり言葉にした「桐島、部活やめるってよ」(当会のお二人の方の強い推薦のため、2回レンタルで観まして、2回目で、素晴らしさというか、こういう覚悟をすれば、いい映画なのだと分かって、Blu-rayを買いました。)から、そのあとに、メッセージをひそめた、こんなスッキリした映画を作られたのは正解だと思います。
 宮沢が、パイプ椅子で窓ガラスをたたき割るシーンは、「ドロップ」以上の迫力がありました。
 “行くべきところへ行く”という台詞の潔さも気持ち良かったです。
 宮沢は、ベッドシーンより、スカート(タイトもあり)での後姿のほうが色気があったし、池松から、5万円入りの封筒をもらった時の表情のほうが、もっとずっと色っぽかったです。
 その他。原作の、角田光代は、「八日目の蝉」の暗さよりは、だいぶ明るくなってきています。あの作品も、評価が高いので、もう1回レンタルで観直したのですが、やはり、暗さについていけませんでした。この投稿を、ふっ切れて書けたのは、新作「インターステラー」●と、2,3人の友と、女優Uさんのおかげです。そして、映画って、面白いストーリーを考えて、その中にメッセージをひそませて出来あがった、1点の“うそ”もない、真実のみのアートなのだということに、今頃になって気がつきました。「ぶどうのなみだ」★(これも新作の日本映画)で、それを確信することができました。終

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