天空の蜂

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  • 満足 天空の蜂 (tezuka, 2015/9/11 22:50)

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tezuka

満足 天空の蜂

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015/9/11 22:50 | 最終変更
tezuka  長老   投稿数: 486
年齢を重ねるにつれ世の中の仕組みを知り、果たして未来に夢を見て、明るい希望を感じるなどということが本当に有りえるのだろうか?あったとしても結局は誰かの手のうちで転がされているだけなのではないか?そのとき誰かにとっての利用価値があっただけなのではないか?などと思うことがある。
思うだけにしておかなければ、「そんなこと考えたって仕方ない」など言われるのが関の山である。

この作品の主人公、最新鋭のヘリの設計者・江口洋介は「考えなし」の人間。原発の設計者・本木雅弘はある事件をきっかけに「つい、考える」ようになった人。ヘリを原発に落とすというテロを行おうとする綾野剛も。
けれど考えようが考えまいが、軍や原発には巨大な利権がからむので、その甘い汁を吸う者以外はただの平凡な働き蜂にすぎない。
その働き蜂たちの反乱が、まさに手に汗握るアクションで展開される。

東日本大震災以降、日本国内で一番大きな問題である原発事故による放射能汚染の被害を予言していたかのような東野圭吾のこの原作が、10年以上も前に書かれていたことを知らなかった。
作品の中では「国の恥」だとされていた国内の原発すべての稼動停止が、つい先日まで実際になされていたことにも、私はもう少し関心を寄せられていたら良かったと思った。
そんな今だからこそ、この作品は観るべき作品なのかもしれない。
よくぞ作ったと思う。

「考えない」「考える」、利権に絡む、絡まない、どちらにしても、人は自分の求める幸せに向かって生きるものだし、そう生きる権利がある。
私たちのような大多数のただの働き蜂にとっては何がどうだろうと、しょせん同じ。
観ていて主人公たちの叫びが心に迫って、泣くより胸が痛かった。

本木雅弘が良かったです。
それと意外に仲間由紀恵も。
ポスターはダサいですが、おすすめです!

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