キャロル

投稿ツリー


このトピックの投稿一覧へ

tezuka

満足 キャロル

msg# 1
depth:
0
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2016/4/23 12:04 | 最終変更
tezuka  長老   投稿数: 486
物語の展開、女優ふたりの視線、手の動き、それに音楽、背景、ファッションや細々した小道具に至るまで繊細に作られた職人技のような作品。
色々とお話ししたいのですが、ネタばれせずにはお話しできないことばかりなので出せないけれど、ほんとに素晴らしい作品でした。

以下、ネタばれしていません↓

展開があっさりしすぎている、わかりやすいのは何故か?考えていたのですが、トッド・ヘインズ監督はそこにLGBTにまつわる今、現代の状況を表したのではないかと思います。
ハイスミスが発表した時代には同性愛は隠さねばならないものだったけれど、今は違う。
タイトルバックは地下鉄かなんかと地上を隔てる鉄格子で、鉄格子の大写しからカメラが地上に上っていき、そして物語が始まっていく・・・という流れは、50年代は「隠れていたもの」がこうして表に堂々と表すことができる、という暗喩ではないでしょうか。

主人公ふたりが何のためらいもなく惹かれあい、そしてその後の展開があるのも、「好きや嫌いになるのに理由なんかない」というセリフの通り。

また恋愛ドラマではあるのですが、当時の女性と男性の立場というものを物語の中に入れ込むことで、しっかりと「人が成長する物語」になっています。
50年代のお堅い社会情勢をそこに絡めてくるところが上手い!

ふたりのラブシーンはあれで十分!!!
eye sexという言葉がありますが、ラブシーンに行き着くまでにふたりの視線はすでにデキてました!
テレーズの肩に置くキャロルの手、それを見つめるテレーズの表情、そんなところも、とにかく、もう、私はドキドキして高揚感が半端なく、キャロルがバスローブのヒモをほどいた時には鼻血ブーでした。
やっときたーーーーって。
そういう流れも上手。

ラストの演出、流れがこれまた上手。
めちゃめちゃ「大人」な映画だと思います。

できることならこの作品は、男だとか女だとか、同性愛だとかバイセクシャルだとか余計なことは考えずに観てほしいなあと思います。
そうすれば、おつりがくるぐらい、気分洋々になれますよ。

--
45

  条件検索へ


サイト内検索

ログイン

ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録