聖の青春

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  • 満足 聖の青春 (sugio, 2016/11/19 18:58)

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sugio

満足 聖の青春

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2016/11/19 18:58 | 最終変更
sugio  長老   投稿数: 204
将棋は”山崩し”しか知りません。
けれど、礼節を重んじる盤上の熱く静かな魂の戦いには興味が湧きます。
観ていて、年齢にも戦いにもタイムリミットがあり一戦一戦から必死の重みが伝わりました。
デニーロアプローチばりに20Kg以上も体重増量して
天才棋士 村山聖になりきる松山ケンイチの鬼気迫る熱演で、すぐに物語に引き込まれました。
深刻な病を患いながら、聖にとって命よりも大事な将棋を諦めず死闘を続ける姿に胸打たれます。
散らかった部屋でマンガを読み自由奔放にふるまい、
時に感情を爆発させ人を罵倒する聖だけど憎めない。
それはたぶん、過酷な運命を受け入れた強さと優しさを併せ持つ聖の人柄が
覗えるシーンがいくつもあるからだと思います。
幼い頃から、不治の病におかされ、小児病棟で過ごす日々。
周りの仲間が静かに姿を消していく・・・死はいつも聖の身近なものだったから、
自分の死に対する覚悟は常に持っていたのかも知れないのかなと思います。
爪や髪を伸ばし放題にしている理由で「命を切り落とす気がするから切らない」という言葉には
強さと不安に揺れる聖の気持ちが表れている気がしました。
中盤、場末の食堂で羽生善治(東出昌大)と聖が飲みながら語り合うシーンが良かった。
なぜ将棋を打つのかという聖の問いかけに
「負けると死ぬほど悔しい。負けたくない。」と、応える羽生。
このシーンが後半ふたりの対戦のクライマックスでオーバーラップしながら、
言葉の一つ一つがしみじみと意味を持って胸に沁み涙してしまいました。
感情を煽るような陳腐な音楽が流れないところもいいなぁと思います。
勝敗を決定づけるあの一瞬の後の羽生が流した涙に、
どれほどの複雑な意味があるのか考えさせれらました。
実際に羽生さんはどんな気持ちだったのかな・・・・。
安田顕、染谷将太、リリー・フランキー、柄本時生、筒井道隆、脇を固める役者が
皆上手くて本当に素晴らしかったです。

羽生さんの寝癖ではねた髪までもリアルでした。
久しぶりの松ケン、堪能っ!!しました。
面白かったです。

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