否定と肯定

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  • なし 否定と肯定 (kinsan, 2018/3/13 14:50)

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kinsan

なし 否定と肯定

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2018/3/13 14:50
kinsan  長老   投稿数: 275
実話に基づいた映画である。

ユダヤ人歴史学者のデボラ・E・リップシュタットは自著で、ホロコースト否定論者のイギリスの歴史家デイヴィッド・アーヴィングを否定する。
その事でアーヴィングは、リップシュタットを名誉毀損で訴える。
名誉毀損が成立するかどうかを決める裁判が始まる。

チラシには、「ホロコースト、信念の法廷が始まった」や「真実とは何か?ユダヤ人歴史学者と否定論者、、かつてない対決の行方は」「ナチスによる大量虐殺は、真実か、虚構か」等の刺激的な惹句が掲載されている。

これらの惹句に好奇心を刺激されたわけだが、見終わった感想は肩すかしを食らったような気分であった。

リップシュタット側が取った法廷戦術は、アーヴィングの過去から現在に至るまでの言動を明らかにすることによりリップシュタットの否定が名誉毀損ではないことを証明しようとするものであった。
一方でこの戦術は、アーヴィングが狙っていたホロコーストのの認否についての論争を避けるものであった。
結局裁判は、ホロコーストやナチスの大量虐殺に触れることなく、リップシュタットの勝利で終わる。

この映画が抱えるテーマは、今の日本が抱えている様々な問題と共通するものがある。
それだけに、もう少し踏み込んだ裁判闘争を見たかったと残念に思う。

リップシュタットを演じたレイチェル・ワイズの好演が光った。敵役となったアーヴィングを演じたティモシー・スポールの演技もよかった。



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