絶対の愛

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  • 満足 絶対の愛 (tezuka, 2007/10/3 15:52)

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tezuka

満足 絶対の愛

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2007/10/3 15:52
tezuka  長老   投稿数: 486
「魚と寝る女」を思い出しました。

ここ最近のギドクが描く女性像、はキリスト教的な娼婦であり、聖母であり、男の愚かさ・弱さを全て受け入れ包み込み、また俗世間への誘惑者でした。

しかし、この主人公は自分の愛に対する欲望のみに忠実で、またその気持ちに殉じようとしているように見える。
誰かを愛しているけれども、実は誰のことも愛してない。
ただ自分以外は。
だから周りを傷つけるし、自分を傷つけて変えたつもりでいるけど多分変わってない、そのうえきっと自分を変えた整形科医のこともどこかで憎んでいる。
あくまで自分。

ただ、そんな自分自身の想いに精神的に追い詰められ、内なる狂気に翻弄され、自分の愚かさ無力さに打ちひしがれるほど愛という狂気が強迫化していく、そんな彼女の表情はそれはそれは辛かった。

ギドク作品でこんなに登場人物たちがしゃべるのは初めてだったので、ギドク作品じゃないみたいでした。
あまりいつもの「このシーン、いい感じに考えて作りました」風なところが無く、自然な感じでした。
主人公の狂気をただ狂気としてそのまま描く、見せる、という雰囲気は「魚と寝る女」の主人公の描きかたと通じるような気がしました。

キム・ギドク作としてはすっごく分かりやすいお話でした。

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