ガマの油

投稿ツリー


このトピックの投稿一覧へ

kinsan

なし ガマの油

msg# 1
depth:
0
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 .3 .4 .5 .6 | 投稿日時 2009/9/13 6:43 | 最終変更
kinsan  長老   投稿数: 276
監督 役所広司、脚本 うらら(原案 役所広司・中田子)
出演 役所広司、瑛太、小林聡美、二階堂ふみ、益岡徹

役所広司の初監督作品。なのになぜか、キネマ館では1週間限定公開です。

デイトレーダーの主人公、その妻、少年院から出てくる友だちを待つ息子、息子と交際している女子高生、息子を刺傷させたことにより少年院に入ってまもなく退院息子の友だち。主人公が幼い時に出会った「ガマの油売り」に夫婦。主な登場人物はこの7人です。

息子が友だちを少年院に迎えに行く途中で交通事故にあったことから、このお話が展開されます。主人公一家と友だちとの関係。主人公と「ガマの油売り」夫婦とのやりとりの回想。主人公と息子の交際相手との携帯を通したやりとり。この3本のスジが微妙に関係しながら、お話が進んでいきます。

人気も実力もある役所広司の初監督作品ということで、注目を集めた作品だと思います。そして役所広司らしさが満ちあふれた作品でした。役所広司のまじめさ、生き方や考え方が色濃く反映された作品でもありました。

生活場面の描写とイメージの描写がうまく融合できていないことも、この作品の特徴ではないかと思いました。主人公に大きな影響を与えた「ガマの油売り夫婦」が現代にも登場するところで違和感を覚えてしまいました。ただこの「油売り」が、本来なら主人公が言いたいだろう「人生や生き方」について語りかけてくるものですから、妙な雰囲気を感じてしまいました。

3本のスジが1本にまとまったように見えて、実は深くとらえられることなく終わってしまったような気がします。主人公と息子の交際相手との交流も視点を変えていけばもっと違った展開になったと思います。

監督でありかつ主役でもある「役所広司」の個性に支えられた映画だと思いました。
ですから、私にはベストテンに入る程評価できる作品ではありませんでした。

小林聡美、いい雰囲気をだしていたと思いました。「廃市」を見た時には否定的な見方をしていますが、今はある意味「アンチ桃井かおり」として大切な役者に成長してきたのではないかと思います。

キネマ館の「1週間限定公開」の意味は十分理解できますが、やはりたくさんの人に観てもらいたいような気がします。「初監督作品」だから・・

  条件検索へ


サイト内検索

ログイン

ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録