ゆきゆきて、神軍

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015/9/20 22:53 | 最終変更
onitsuka  常連   投稿数: 63
ゆきゆきて、神軍 ◎(3.5点/5点満点)
 ネタバレ注意!
 出だしは、“田中角栄を殺す”という横断幕と、カッティングと太鼓の音で、奥崎の事件歴が出るところまでの10分位は、これは気持ちのいい映画かもと思わせた。唯、彼が、神道を信じ、神を持ち出すところが引っ掛かっていた。
 案の定、その後は、台詞というか、ドキュメンタリーだから、奥崎の話す言葉の口調のトーンが一本調子で、観てられなくなって、目を閉じて声だけ聴いていくというラジオ状態が中盤まで続いた。
 告発しているのは、「ひかりごけ」と似たような人肉事件と、昭和天皇裕仁へのパチンコ(玉)批判だった。
 中盤から、やっとスクリーンを観ることができたが、神の天罰を持ち出す奥崎に最後まで抵抗した老人のほうに共感した。神/宗教がいい加減なことは、「大いなる沈黙へ…」のパンフでわかっていた。
 僕が観たかったのは、安部聡子さんが、演劇「地点2~断章・鈴江俊郎~」でやられた昭和天皇批判の“国民の顔に“うんこ”かけたまま勝手に死ぬな”“謝ってから死ね”と、どちらが痛烈か、ということだった。
 演劇のほうは、役者が生できちんと計算された抑揚のある演技で表現してくれるから、全く飽きさせなかった。“うんこ”を10回以上言って、東京と京都で観たけど、京都では観客の若い男が、嫌になったんだろうなと思ったけど、上演中“うんこ”が発せられる度に客席の隅でずっと唸っていた。
 この映画公開された当時、確か神奈川か何処かで、スクリーンが斬られる事件が起きた。そういうことがあったのが理由か、これを観て映画の首を獲ったようなことを言って、ゴルフに走ったSNS好きで元先輩公務員の似非文化人がいた。これ位の映画で、映画、決めつけるんじゃねえ、映画は進化しているのだ!
 それに、ついでに付け加えると、SNS情報好きなんかろくなこと知らせてくれない。先日、きゃりーちゃんがセカオワのクズと破局して喜んでいたら、あの子が僕の大嫌いなフリーメイスンを信じているとか、三谷幸喜さんの誕生日が7月8日で、僕と真逆の夏男とか。ちょっと嫌になってしまって、一晩、いつも困った時に飲んでいたジンジャーエールが飲めなくなってしまった。克服できたのは、「麦の唄」のおかげだった。こんなくだらない情報なんか乗り超えてやる!と、吹っ切ることができた。
 新作の「日本のいちばん長い日」は観てないけど、「この国の空」が、また違った切り口からの戦争映画らしいから、絶対観たいし、大期待したい。
 クレジットタイトルでも流れる太鼓のリズムが良かった。
 時節柄、ちょうど安保法案が成立した直後なのだけど、デモを見ていて、今頃騒いだって何にもならないよ、選挙のときにがんばらなきゃ、と思っていたら、宮日の社説に選挙に賭けるみたいに書いてあったから、ほら、見ろと線引いて切り抜いてスクラップした。
 今村昌平が製作に絡んでいるから、あの先輩、妙に評価して分かった気になって満足したのかな?と思ったら、企画のほうだった。

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