オデッセイ

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2016/2/6 17:38 | 最終変更
kinsan  長老   投稿数: 275
リドリー・スコット監督、マット・デイモン主演の宇宙遭難映画。

舞台が極めて地味な火星だったせいかもしれないが、凄いとは思ったが感動はあまりなかった。

火星に残されたM・デイモンが、必ず救出に来てくれることを信じて、生きていくために様々な創意工夫をこらしていくというストーリーである。
その間に地球上NASAの職員達との会話や彼らの救出に向けた努力が紹介されていく。
さらにM・デイモンが死んだと思って火星に取り残してしまった仲間のことも描き出されていく。

デイモンも地球上の人も仲間もいろいろと努力していることは分かるのだが、緊迫感なりデイモンの危機感があまり出ていないような気がした。
「これは、火星のロビンソン・クルーソーだ!」と途中で思ったほどだった。

2000億の人々が彼の帰りを持っていたそうであるがその人達が殆ど出てこなかったし、彼が取り残されるきっかけとなった磁場嵐?砂嵐が後半殆ど出てこなかったのも疑問に思った。

この作品はいろいろな賞にノミネートされているらしいが、私は「ゼロ・グラビティ」の方が良かったと思う。

蛇足ではあるが、この物語が実話であったなら、ものすごく感動していただろうと感じたことをつけ加えておきたい。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2016/2/11 11:57 | 最終変更
hiro  管理人   投稿数: 218
 主人公マーク・ワトニーが死んだと思われる序盤の猛烈な砂嵐の描写はエイリアンが出てきそうな迫力だが、そんなことはなく、映画は一定のリアリティーを保ったまま、火星に取り残された男のサバイバルと救出劇を描いていく。リドリー・スコットはビジュアル重視の監督なので、火星の風景やハブ(居住基地)の内部や宇宙船内の描写は見事。原作を読んだ時には想像するしかなかったが、このビジュアルを見るだけでも映画には価値があるだろう。

 アンディ・ウィアーの原作は科学的設定に基づくハードSFに分類されるものだが、主人公のポジティブで楽天的な性格がとても魅力的で、ハードSFを読んでる感じがしない。映画で主人公を演じるマット・デイモンよりも若く、20代の印象を受ける(原作のワトニーがよく言う「イェイ!」なんてデイモンは言わないだろう)。しかしデイモン、終盤には食料を切り詰めた末にすっかり痩せた体を披露するなど好演しているのは間違いない。アカデミー主演男優賞にノミネートされたのも不思議ではない。

 物語は火星の有人探査計画「アレス3」に参加した主人公ワトニーが砂嵐に巻き込まれて行方不明になり、火星にたった一人で取り残されるのが発端。食料も水も酸素もわずしかない中、ワトニーは植物学者の知識を生かして基地の中でジャガイモを栽培し、水を作り、1997年の無人探査機マーズ・パスファインダーを掘り起こして地球と通信できるようにする。多数の困難と障害を一つ一つクリアしながら生き延びるのだ。原作の後半にあるさまざまな障害を映画はカットしているが、これは懸命な判断。そこまで描いていたら2時間22分ではとても足りなかった。

 火星でのワトニーの孤軍奮闘と地球にいるNASAのスタッフ、ワトニーが死んだと思い込んで地球に帰還する途中の「アレス3」のクルーたちの努力と葛藤を描きながら、映画はクライマックスに向かう。このドラマの構成もスコット、手慣れたもので胸が熱くなる描写がちゃんと用意されている。この救出劇には恐らく数億ドル以上の費用がかかったはず。現実的に考えれば、たった一人を救うためにそこまで予算をかけるかという疑問は残るが、だからこそ感動的になっている。

 アレス3の船長役にジェシカ・チャステイン、NASAのスタッフをキウェテル・イジョフォー、ジェフ・ダニエルズ、ショーン・ビーンらが演じていずれも好演。衛星写真担当で最初にワトニーが生きていることを発見するミンディ・パーク役のマッケンジー・デイビスにはもう少し見せ場が欲しかった。

 ワトニーは船長が残したディスコ・ミュージックを(ほかに音楽がないので)いやいや聴き続けるが、エンドクレジットに高らかに流れる音楽は「恋のサバイバル(I Will Survive)」。こんなにピッタリの曲はないだろう。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2016/2/13 13:40 | 最終変更
onitsuka  常連   投稿数: 63
オデッセイ★(4点/5点満点)
 ネタバレ注意!この文章は、映画の重要な内容に触れていることがあります。
 読まれる方は、そのことを充分御検討の上お読み下さい。
 少し書きますと、映画を観るのに、前情報を入れ過ぎるのは如何なものか?というのが僕の本音です。予告編やチラシ自分の直感と信頼できる人からの口コミ、そんな感じで映画を選んで欲しいです。また、事情は重々承知しておりますが極力映画館でCMは見たくないとも思っています
 畏れを感じながらこの前置きを書いています。これは、此処で書くすべての僕の文の前に入れていきたいです。何故なら、それが1映画ファンとしての夢だからです。
 諦めずに書いてゆこうと思います。
 まず、先週、残穢を観るはずが、個人的な理由で観れなくてこれを観ることになった時、チラシのコピーがまるで…。
 出だしの静かな音楽とだだっ広い火星の砂漠のような風景が、いかにもリドリー・スコットという感じでした。どこで撮影したのだろうこの火星シーン。
 そのあとの火星の嵐は、ツイスターとか思わせるリアルさがありました。
 マット・デイモンが、筋肉質の体の腹を糸で自分で縫うシーン/ランボー、このがたいの良さが、終盤、食料不足からの減量で痩せた身体全身の裸を背中とかから見せる伏線になっています。
 薄い空色のカッターシャツの女性が、NASAかどこかの場面の端っこに映って色っぽかったです。
 その後、眠くなって声だけ聴いている時、リスニングだなと思いながら英語を聞いていました。
 そうしたらしばらくして、デイモンの着ている宇宙服のデザインとオレンジ色が、スター・ウォーズ/フォースの覚醒の、R2-D2のニューモデルの丸っこいロボットの色やデザインと同じであることに気がつきました。R・スコットが、何故今SF作品を創ったのか理由がわかった気がしました。
 大きめの宇宙船や、これは2001年…にあったか定かではないないけれど、船内の遊泳シーン(この映画のはちょっと、作りがヘタクソ)は、2001年宇宙の旅、キューブリック忘れたか?!って思いもあるような気がしましたし。
 火星で、デイモンがトコトコ、C-3POみたいに歩くシーンも短いけどありました。
 終わりのほうで、デイモンが火星から脱出して、元クルーのもとへ飛び出すシーンのショットは、モロR2-D2が、確かエピソード3(2かもしれない)で飛びあがった、飛んだ!ときの興奮を思い出させましたから、本物はこれR2-D2だよ、と言ってるみたいでした。
 思い返せば、火星そのものがオレンジ色の世界でもありました。
 ライトスタッフの1番格好いい音速を超える戦闘機乗りの役者を思わせる台詞もありました。
 フォースの覚醒でリアルさを出すためにアナログを使ったって、1作目でやってることだし、何もかも過去の映画にある。
 みゆきさんが昔コンサートのラストで吹雪を歌われたときに言われたブームに流されないでと同じなのではないかと。ブームに流されるなと。この先のスター・ウォーズ新作の興行展開を聞いたら呆れて、いつまで“馬鹿”みたいにDisneyの金儲けに付き合う気なんだって言ってるんじゃないかな、監督もと思いました。
 ラスト近く、デイモンが船長とオレンジ色のひもを伝ってつかまえられるのは、赤い糸の伝説を思いました。
 デヴィッド・ボウイのスターマンが、とても効果的に使われていて良かったです。
 デイモンが、500日位独りぼっちだったという言葉にも何だか勇気づけられました。
 女性船長の好きな歌の選曲がディスコなのをセンス悪いとデイモンが言うのとか…僕の心の傷をいやしてくれました。でも、これらの曲を入れることで、重い話が所々このまま軽い展開になっていくのでは?と2回以上思わせてくれて、その度に気が楽になりました。
 科学で生き残るっていうのも、心に触れてくれましたし。でも、デイモンは、植物学者で、科学者じゃないと言われるんですよね。
 火星から脱出するために、船体のあらゆる不要なものを捨てるシーンは、これ、夏帆ちゃん主演ドラマわたしのウチには、なにもない。のスタッフとか、これ観たんじゃない?というグッド遭遇(トラウマ?で、タイミングが使えない。)でした。
 中国を含め、全世界の人が協力して一人の命を救う。それも、NASAという組織に叛らって、というのも良かったと思います。
 こんなふうにみえちゃうんだから仕方ないじゃないですか…?私の世界っぽいです。
 寝ちゃったから、4点だけど、これ観て良かったと思います。2016年の映画の幕開けになってくれたし、とりあえず1位にしておいていいと思えましたから。
 今年の洋画の監督と主演は、今のところ、これです。
 でも、わたしのウチには、…とこの映画を観て、もう、余程でない限りパンフもBlu-rayとかも買わないことにしました。コレクションしていたのもだいぶ処分しました。
 チラシにデイモンの顔のアップがあったから、今読みかけの塩田明彦監督の本にある、顔で何か感じるものがあるのかな?と思ったけど、何もありませんでした。
 これ以上は、割愛。観てもらえばわかる人にはわかると思います。
 オレは評論家じゃないですから。
(敬称略)
END
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