Mr.ホームズ  名探偵最後の事件

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2016/7/3 17:29 | 最終変更
sugio  長老   投稿数: 204
ワトソンもマイクロフトもハドソンさんも既に亡くなりもう居ない。
鋭い観察眼、推理、記憶で数々の難事件を解決してきたホームズにも老いは訪れる。
すっかり老いぼれてしまい、今会った人の名前さえ覚えられず、
シャツのカフスに書きつけている始末。
医者からは、記憶が飛んだ日には日記に黒丸を付けるようにと言われ、
黒丸がどんどん増えていくのが、切ない。
現在は、メイドとその息子(ロジャー)と三人、片田舎でひっそりと暮らすホームズ。
引退のきっかけとなった最後の事件は、判断を誤り未解決のままだった。
その呪縛が93歳となった彼を苦しめ続け、このままでは死にきれないと思わせている。
ホームズを尊敬するロジャーに感化され、薄れゆく記憶を手繰り寄せながら、
その最後の事件の謎解きに掛かるのだった。
物語は30年前と現在を行き来しながら、丁寧に未解決事件の真相に迫っていく。
ロジャーに起こる災難や、日常の些細な事にホームズ独特の推理が冴えるのは見ていても嬉しい。
過去の名探偵ホームズシリーズでファンにとっては有名な数々のエピソードに対するオマージュも楽しめた。
老い先短いホームズが、安息の日常を得るまでの過程を、
上品で味わい深い映像で撮ってあり、まるで純文学小説を読んでいるような気分を味わえた。
ホームズ役のイアン・マッケランは、始め気難しい老人が徐々に穏やかになっていく様を細やかに演じてはまり役。
真田広之もミステリアスな”ウメザキ”という日本人を巧く演じていたと思う。
機会があったら、もう一度じっくりと見返したい映画だった。
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