ユリゴコロ

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2017/10/15 11:47
sugio  長老   投稿数: 204
吉高由里子がはまり役で、これを見てから、他の何を見ても美紗子に見えてくる。
原作で読者を複雑にミスリードしていく幾つかの要素をバッサリと削除、ダム湖のくだりの有り得ない成り行きも描きなおされ、映画は非常にシンプルにまとまっていた。
美紗子が幼い亮介に対しても“ユリゴコロ”を抑えられないという部分の映画での欠落は、彼女の根深く普通の感覚では容易に理解できないユリゴコロを弱くしてしまっていると思う。
殺人ノートを誰が書いたのかというドキドキ感が軽減され、初めから見当がつくあたりは勿体無いと思った。
始めノートの書き手が男か女かも分からず、出てくる人物も名前では書いてない。
読んでいく内に、少しずつ不安が膨張していき最大になった時、衝撃の真実に打ちのめされる、話を事前に知って観てしまうとどうしてもその部分の高揚感が低くなるのは否めない。
おぞましい殺人癖に囚われた人間の話が、徐々に深い愛情物語になっていくところは、知らず知らずに胸打たれる。
冷静に考えると、それまでに殺された(見殺しも含め)者は、どんなに償っても浮かばれないだろう。
そこを忘れて無条件にアナタとの純愛に涙するかどうかは賛否分かれて難しいところではあると思う。

原作と映画は別物という前提で見るようにしているけど、原作も読まず、予告編も観らずに鑑賞したらどんな感情が湧いたのかなぁ。
原作の偶然が重なりすぎるところを一部省き、登場人物をシンプルにまとめ、それでも原作の世界観を壊さず現実的にした脚本は上手いなぁと思った。

松ケン、無条件に好きですっ!
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