A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2019/11/27 7:12
sugio  長老   投稿数: 204
まさに五感を研ぎ澄ませて鑑賞する映画だなと思う。
あの静寂と極端に少ないセリフ、
動かない画面で時間が流れる間は、
読書で言うところの行間を読むと言う感覚がして、雑念が払われるような気がした。
淡い光の中で、真っ白のシーツを被ったソレが青白く佇む、シーンがどれも一枚の不思議な絵を見ているようで良かった。
ある種、地縛霊のようなソレが成仏せずに、時空間を何年も彷徨うのは、手塚治虫の『火の鳥』黎明期の猿田彦を連想する。
となりの女性?の幽霊の正体は、もしかしたら、あの土地で殺された開拓者の少女かなとも思った。
“言葉”に意味はなく、観る者がその流れや様子を受けて、何を思い感じるかの作品かな。。。
メキシコ人の家族のシーンに字幕がないのもそういうメッセージが含まれている気がする。
実験的な映画と言ってもいいかもしれない。
ソレを一瞬にして成仏させたメモの内容も想像するしかない。
輪廻転生というよりも、理不尽な死を突きつけられた魂が、その死を受け入れるまでの過程を叙情的に見せられたという感じ。
舞台劇のような“間”も、まさしく行間に分け入る為の空間で、BGMもなく遠くで聞こえる小鳥の囀りと、ガラスを通した光が奥から手前に移動していくことで分かる時間の経過とか、そこだけでひとつの詩を読んでいる感覚になる。
パーティで男性が、生命の成り立ちを長々と語るシーンは、鬱陶しいけれど、やっぱり説明せずにはいられなかったのか、監督の思いを感じてしまった。
要らんかった気もするが。。。
その土地がビル街になってしまい、見切りをつけて夜の空に飛び込んで行くシーンは、ちょっとだけ意味がわからない。。。
いずれにしても、印象に残るインパクトの強い作品でした。
私は好きです。

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