ツォツィ

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2007/8/30 15:08
noda  一人前   投稿数: 143
こんな素晴らしい映画がたった2週間の上映なんてもったいない〜。
胸に染みました。


仲間と徒党を組み、行き当たりばったりの強盗を繰り返し生活するツォツィ。その目には光はなく、命を奪うことにすら罪悪感も哀れみも感じない。まるで心を持たないかのようです。
ある日、高級住宅街からひとりで自動車を奪い、持ち主の女性を撃って逃走。ところが車の中に赤ちゃんがいることに気づきます。あまりにも無防備なその姿に、思わず連れ帰ってしまうツォツィ。その日から彼の心に少しずつ変化が・・・。


ツォツィが赤ちゃんと過ごした、ほんの何日間かの話です。
すさまじい貧富の差の中で、まともな教育どころか人間らしい暮らしをすることもできずに育ち、人としての心を失っていたツォツィですが、赤ちゃんをきっかけに、少しずつ心を取り戻してゆきます。だんだん和らいでいく表情が素晴らしいです。

誰も教えてくれなかった善悪を、自ら学んだツォツィ。
ハリウッド映画のようなハッピーエンドではありませんが、確実に一歩を踏み出したその姿に未来を感じました。真っ暗闇の中にひと筋の希望の光が見えるような映画でした。


最近、ほんのちょっとの欲望のために、簡単に人の命を奪う事件が多いです。背景は全く異なりますが、心が見えないという点において、この映画とかぶります。
救われなくてはいけないのは、被害者の魂や残された遺族ばかりではなく、罪を犯した人もなんだなあと思いました。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2007/9/2 11:40
sugio  長老   投稿数: 204
会員の感想を読んで、あわてて見に行きました。

格差社会におけるあらゆる問題を背景に、一人の少年が人間らしい心を取り戻してく過程を
迫力のあるシーンの中に繊細さを織り交ぜて、みごとに描きあげていて感動しました。

主役のツォツィ(デビッド)のプレスリー・チュエニヤハエの素晴しい演技は、その微妙な表情の変化だけで、
ツォツィの揺れ動き行く内面をしっかり伝わってきます。
映画冒頭の仲間と繁華街にくりだし、獲物を狙うハイエナのような彼の冷たく鋭い目は、
ぞっとするほど恐ろしく、 その目があまりにも強烈なので、後半の柔らかい表情がとても際立っていたと思います。

印象的なシーンも多くて、障害者とのエピソードや、 乳を飲ませる少女に心を開くシーン。
彼女がモビールを見ながら呟く言葉も良かった。
ツォツィが赤ん坊を連れて、昔自分が住んでいた土管のところに連れて行くシーンでは、
じわじわと近づいてくる子供らの赤ん坊を見た時の表情の変化に心打たれました。
赤ん坊の父親とのラストのシーン。
初めてツォツィの頬をとめどなく流れ落ちる涙。
この時、彼はまだまだほんの子供なんだ・・と改めて思わせる、とても切ないシーン。

そして、音楽がまた素晴しく、胸の底の方からズンズンズン・・とリズムが生まれて、
うわっと溢れ出し走り出す、歌い出す感じ。
怒り、悲しみ、優しさ、あたたかさ・・・そんなものが音となって包み込まれる感じがしました。
サントラ、ゲットです。

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