カポーティ

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2006/11/2 21:38
tezuka  長老   投稿数: 486
これの前に「冷血」を観ていて良かったです。
殺人者の二人や、惨殺の家、ペリーの独房から見える刑場、ところどころのディテールが似てる!そのまま使ったんじゃないか?と思えるくらい。
この孤独な殺人者の気持ちや、何故殺人を犯したか、が判ります。

で、そういうことを知ってた上で観た、今作品。
最後まで緊張感に包まれ、疲れたけど良かったです。
孤独や生い立ちに共感した殺人者に対して、もっと孤独な殺人者たれ!と沈黙の中に求めている作家のエゴがつらかったです。
俳優もみんな良かったですね。

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2006/11/5 9:04
kinsan  長老   投稿数: 275
サッカー解説者の金子達仁の著作に「秋天の陽炎」というJ1昇格を2年連続して逃してしまった大分トリニータを題材にしたルポがあります。サッカーファンの中では毀誉褒貶のある本ですが、私は極めて良質な作品だと思います。
この本を金子氏としては、J1に昇格してから出版したいと思っていたようです。ただ出版社としては、月刊誌に連載中から評判が良かったものですから早く出版したいという考えがありました。結局、昇格の夢が断たれた試合の審判について述べた部分を加えて出版されました。そのために、作品として、物足りないものになったことは否めません。

創作者としての立場といわゆる作家としての立場には、微妙な違いがあるのかもしれません。

素晴らしい作品を書くことができると確信し、実際に評価の高い作品を書くことができた。しかし作品の題材でしかなかった人物に、あまりにも深入りをしすぎてしまった。それ故の苦しみ、迷い、苛立ち・・

「作家のエゴ」を貫くことができなかったカポーティ、それがこの映画の感動となっているのだと思いました。
NYのサロンで酒に酔いしれながら自慢話に興じるカポーティや自分の名声を利用しながら取材を続けるカポーティには鼻持ちならないものを覚えます。しかし、取材を続ける中で犯人との取材を続けていく中で悩み始めるカポーティに、共感を覚えていくようになりました。

処刑の場に立ち合うカポーティの表情に、人間としての苦悩を加持させられました。

良質な優れた作品だと思いました。

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2006/11/5 23:24
sakai  常連   投稿数: 44
緻密な脚本と演出が冴えている作品でした。ハリウッドの底力を感じさせるすばらしい作品でした。カポーティの心の動きをカメラが巧みにとらえていました。少々、息苦しいところがありますが、ぐいぐいと引きつける演出は見事です。もちろん推薦です。
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