空気人形

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2009/12/9 21:56
kinsan  長老   投稿数: 276
乾いた空気の中で、「人形がなぜ心を持ってしまったのか?」という大きな問題が観客の手にゆだねられたまま、悲しい結末を迎えます。

「空気人形」というタイトルがこの映画象徴していると思います。自分から「性的欲望の処理人形」といっているのですが、この映画ではそのことよりも一人一人の人間が、人間ではあるけれどまるで中身のないそれこそ「空気人形」であることを表しているような気もしてきます。

「人形が心を持つ」このことが、決して幸福ではないことは「人魚姫」の話がさりげなく挿入されることでも分かります。アニメの人魚姫は王子を好きになったことで人間になります。この映画の人形は、「心を持った」理由が分からないことで余計に結末の悲劇性が際だってきます。

一人一人の寂しさが切なく伝わってくることが、その寂しさが妙に乾いていることも、切なくなってきます。

心を持った人形に「できるなら、もとの人形に戻ってくれ!」と言い放つ男性の心情が哀れでなりませんでした。

主演の「べ・ドゥナ」清潔感あふれる「ラブ・ドール」を好演しています。人形の持ち主「板尾創路」、普通なら「きもい」といわれる存在をカラッと演じていました。「できるなら、元の人形に戻ってくれ」、とてもいい台詞でした。
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