サニー 永遠の仲間たち

  • このフォーラムに新しいトピックを立てることはできません
  • このフォーラムではゲスト投稿が禁止されています

投稿ツリー


前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2012/10/14 7:12 | 最終変更
d0yaga0  一人前   投稿数: 90
 
素晴らしい作品。
バイオレンス大得意の韓国映画に食傷気味で最近は敢えて避けて来たんだけど、思い切って観に行って本当に良かった。

日本が『ALWAYS 三丁目の夕日』とかいう間違ったノスタルジー映画を量産しまくってるときにこんな良質な作品を韓国は製作していたなんて。こういう作品こそ日本が頑張って創らなきゃいけない映画なんじゃないの?

女の子グループ”サニー”のメンバーひとりひとりが本当に愛おしく思えてくる。現代版のキャストもいいけど、やっぱり80年代のキャストが素晴らしい。80年代と現代の彼女たちにまったく違和感がなく、これが地続きの話だと思わせる連続カットも素晴らしい。ある重要な場面で80年の主人公と現代の主人公が互いを救い救われるシーンがとても映画的で心地良かった。

効果的に使われる音楽のチカラにもグッときた。
ソフィー・マルソー主演『ラ・ブーム』の主題歌だった『愛のファンタジー』。このフレーズがずっと耳から離れない。俺が高校生の頃大ヒットしたよなぁ。まさか『ラ・ブーム』のあのチークタイムシーンをこのような形で再現してくれるとはね。シンディ・ローパーの『ハイスクールはダンステリア』も懐かしい。エンドロールでは『タイム・アフター・タイム』(歌ってるのはシンディ・ローパーじゃないけど)が更に効果的に使われて切なさMAXになった。

ノスタルジーを感じないわけではないけど、決してそれだけで感傷的なるわけではない物語。現在がそうであるように、過去にも楽しいことと苦しいことが存在する。その過去を懸命に生きて抜いてきた女性が、再度そのこと、その時の感情を思い出して輝きを取り戻すところに感銘を受けるんだよね。
そして、エンドロールにスクリーンに浮かび上がる主人公が描いたと思われる絵。
これが、この輝かしい瞬間でさえも『過去の話』なんだと思わせる演出も良かった。

単純にお涙ちょうだいの類にならず、これだけ欠点がない映画もめずらしい。
今年ナンバーワンといってもいいな。
 
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2012/10/21 22:11 | 最終変更
hiro  管理人   投稿数: 219
 自分が通っていた高校を主人公のイム・ナミ(ユ・ホジョン)が訪れる。カメラが360度パンするうちに制服姿で坂道を上る女子高校生たちが私服姿に変わり、ナミが25年前の自分に戻るというジャンプショットを見て、これは男の監督が撮ったのだろうと思った。ここに限らず、撮り方が男性的だ。案の定、監督はこれが2作目のカン・ヒョンチョルだった。カン・ヒョンチョルは1974年生まれ。1980年代の話であっても、映画にノスタルジー色が薄いと感じるのは僕が韓国の風俗に詳しくないからでもあるが、監督の興味がそこにないからだろう。

 カン・ヒョンチョルの興味はウェルメイドなコメディの方にあるようだ。その点でこれは水準以上の出来だ。母親が入院した病院で主人公は高校時代の7人グループのリーダー、ハ・チュナ(ジン・ヒギョン)と出会う。チュナはがんにかかっており、余命2カ月と宣告されていた。もう一度、高校時代の仲間たちと会いたいというチュナの望みをかなえるため、主人公はかつての仲間たちを探し始める。そこから悩みが多くてもキラキラしていた高校時代と現在の仲間たちの姿が交互にコメディタッチを交えて描かれていく。

 コメディタッチといっても、25年の時の流れは重い。ミスコリアを目指していた少女が水商売でやさぐれていたり、太っていた少女はやっぱり太っていて成績のサエない保険外交員になっていたり、作家を夢見ていた少女は狭いアパートで姑にいびられていたりする。しかし、必要以上に重くせず、軽いタッチで仕上げたところがこの映画の良さで、万人受けする作品になっている。主人公の娘をいじめていた少女たちをかつての仲間とともにボコボコにする場面などは溌剌としていて痛快だ。

 というわけで十分に楽しませてもらったが、ちょっと引っかかったのは軍隊と市民が衝突する場面までコメディタッチで描いていること。当時をリアルタイムで知っている世代の監督なら、こういう描き方はしなかっただろう。1980年代、「韓国の学生は日本の学生よりましだ」と言われた。60年安保、70年安保の頃と比べるべくもなく、日本の80年代は学生運動がすっかり下火になっていたが、韓国では光州事件を経て民主化運動が活発だったからだ。映画の中でも主人公の兄は労働運動に打ち込んでいる(その兄は現在、会社の金を横領したという設定だ)。経済成長が進んだ今は韓国も日本と変わらなくなった。

 女優たちはそれぞれに良いが、高校時代のチュナを演じるカン・ソラが頭一つ抜けている。若いころの山口美江をどこか思わせる顔立ちで、今後伸びていく女優なのだろう。

 あと、オープニングとエンディングに流れる「タイム・アフター・タイム」はやはり、シンディ・ローパーの歌を使ってほしかったところだ。「ハイスクールはダンステリア」(ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン)もローパーの歌が始まりそうになるところで音量が小さくなった。ローパーの歌が使えない事情があったのだろうか。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/1/14 19:41
tezuka  長老   投稿数: 487
これ、女性の感想はどうなんだろう?
私はそれほどでもなく・・・。

やはり自分の高校時代を思い出します。
きっと同じぐらいの年代だろうし。
通学路を歩く女の子たち、それを見つめる主人公・・・という図は素敵なのですが、日本と韓国の違いなのかな?と思う部分がすごく多くて「これはあくまでもフィクションだし」という感覚から最後まで抜けられず、気持ちの拠り所をどこに持っていけばいいのか・・・という感じでした。

だいたい、グループ名を付けるなんてありえん。。。リーダーとか副リーダー・・・レディースじゃあるまいし。
サニーってどこから名付けられたんでしたっけ?
それに他校の生徒との小競り合いなんか確かにあったけど、あんな「決闘じゃい!」って行ったことなんてないし。。。レディースじゃあるまいし。
シンナー吸ってるにしては見た目健康優良児みたいな女の子も。
そういうお国柄の違いなのだろうか?という部分は譲ったとして、学生時代の場面になってすぐに、この作品は絶対に男の監督が撮ってるなと思わせてしまったところが何しろいけない。
全部コメディだからと判っていても全然笑えないし、むしろ引いてしまいました。

学生時代の主人公の妙な動きとか、顔も全然私の好みじゃないし、正直最後まで観たのは大人になったジニへの興味だけで。
彼女がとっても素敵だったので気分良く終われました。

「ラ・ブーム」のヘッドフォン場面のオマージュは「あらっ」と思いましたが、それ以上でも以下でもなく。
hiroさんも書かれているけど途中の軍隊と学生グループとの戦闘の中に「スゥイング・ガールズ」のイノシシ場面みたくスローモーションで思い切りコメディタッチで少女時代との小競り合いを入れたのは、観ていてかなりマイナスでした。

私の学生時代はさておき、ふーん・・・良かったね、という映画でした。
かなり辛口でごめんなさい。
  条件検索へ

サイト内検索

ログイン

ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録