小さいおうち

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2014/1/27 15:18
tezuka  長老   投稿数: 486
微妙・・・・・・・・。
山田洋次監督がこのお話しをどのように演出したのか興味があったのですが、やっぱりダメだったか・・・という印象です。
途中まではまあまあ(妻夫木聡はダメだけど)だったのに・・・・

いったい何故あんな演出に?
何故あんなセリフに?
何故あんな俳優使った?
と、残念なことしきりです。
私が妻夫木聡を好きになれないから、それに吉岡秀隆を魅力的な男性だと思えないから、だけじゃないはずです。その理由は。

妻夫木聡は相変わらず下手。
それに小林稔侍。だめだめ。
過去と現代のお話しが交互に出てくるのですが、現代を演じている俳優さんたちが倍賞千恵子以外、全員ダメだから現代のシーンになる度に気持ちが引いてしまいました。
過去のシーンも、大袈裟な片岡孝太郎の演技がなんだか片岡鶴太郎ぽくも見え、もう少し雰囲気で上手く見せる俳優はおらんのかとか思ったりして。

それと最悪だったのが中嶋朋子。
なんだろう?!あのステレオタイプなレズビアン。コメディかと思った。
市民レベルの演劇じゃないんだからあえて中嶋朋子じゃなくても他に誰かいなかったのでしょうか・・・ま、それにしてもあの演出じゃ大地真央がやってもダメかもしれません・・・

倍賞千恵子、松たか子、黒木華は上手でした。

が、それにしても描き切れてない!
なぜだ?なぜなんだー!
『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』の、リリーさんを追っていかない寅さんのセリフみたいに、山田監督は俳優に言葉で語らせていてもちゃんとその裏の思いを観客に伝えられていたのに、なぜ!!!!

この作品でスクリーンを締めてくれた倍賞千恵子と吉行和子はもうお歳ですし、彼女たちのような素晴らしい女優をきちんと見せてくれる監督は、もうほとんどいないはず。
だったら山田監督お願いだからこんな映画にしないでほしいです。
じゃないと彼女たちに申し訳ない。

私が深読みできてないだけかもしれませんが、
うーん・・・・
他の方の感想が楽しみです。

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/1/30 9:33 | 最終変更
hiro  管理人   投稿数: 219
 黒木華はそれほど美人じゃないなと思いながら見ていたら、「ちっともべっぴんさんではなかった」から芸者や女郎に売られることはなかった、というセリフがあった。そういう意味も含めてのキャスティングなのか? しかし、黒木華はいい。クライマックス、意を決して「奥様、行ってはいけません」と松たか子を引き留める場面など、それまでに黒木華の役柄が寡黙で控えめで誠実に描かれているからこそグッとくる。行かせてしまえば、人の噂にのぼって平井家の穏やかな生活は壊れてしまうのだ。

 中島京子の直木賞受賞作を山田洋次監督が映画化。昭和11年、東京オリンピックの開催が決まりそうな景気の良かった日本が戦争に傾斜していく時代を背景に、ある一家の恋愛事件を描いている。山田監督が戦前を今の日本に重ね合わせていることは明らかだが、それを声高に主張しているわけではない。ノスタルジーが前面に出ているわけでもないけれど、その時代に慎ましく生きる人々への愛おしい思いは感じられ、次第に息苦しくなっていく時代の空気もまた端々に描かれている。1931年生まれの山田洋次はこの時代の雰囲気を肌で知っており、それをフィルムに刻みたかったのだろう。

 主人公のタキ(黒木華)は山形から奉公のために東京に出てきた。女中として仕えたのは赤い瓦屋根の小さな家に住む平井家。玩具会社常務の雅樹(片岡孝太郎)と時子(松たか子)、一人息子の恭一の3人家族だ。美しい時子はタキに優しく、タキも「一生この家で勤めさせていただきます」と考えるほど平穏な生活が続いていたが、夫の会社の部下・板倉(吉岡秀隆)の出現で時子の心が揺れ動き始める。

 映画は現在のタキ(倍賞千恵子)が遺した自叙伝の大学ノートを親類の健史(妻夫木聡)が読む形で進む。少し気になったのは美人の時子が惹かれていく存在として、どうも吉岡秀隆には説得力が欠けること。時子が惹かれた理由は美大出身の板倉が夫の会社の他の社員にはない雰囲気を持っており、クラシック音楽の趣味が合ったかららしい。映画を見た後に原作を読んだら、時子は恭一を連れての再婚で夫とは十数歳の年の差があり、性的関係はないらしいことが示唆されていた。

 パンフレットの監督インタビューを読むと、山田監督の主眼が小市民的な幸せにあることが分かる。60年安保から70年安保の時代、小市民という言葉は蔑称的な意味合いでしか使われなかった。小さい家で幸せに暮らすという憧れは口にできなかったそうだ。この映画では小さな幸せこそが重要だということをはっきりと言いたかったのだろう。だからタキが必死に時子を押しとどめる場面が心に響くのだ。

 時子の姉を演じる室井滋がなんだか小津安二郎映画の杉村春子を思わせておかしかった。医者役の林家正蔵やタキの見合い相手・笹野高史ら脇役のコミカルな扱いが山田監督らしい。山田監督の傑作群の中で、この映画は特別な存在ではないけれども、良い映画を見たなという満足感が残った。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/11/27 15:03 | 最終変更
haruko  長老   投稿数: 320
原作は、久々に日本の小説の細やかな文章に魅かれてのめり込んで読み、たまには直木賞もいい物を選んでくれるのだな、と嬉しく感動した。
昭和の初期の、慎ましくもあのハイカラな時代、大正生まれの私の母(多分、時子さんと同世代)がよく私に語ってくれた希望に満ちたあのモダンな時代の再現を、心躍らせながら読んだ。明るい時代から、暗い戦争時代へと移り行く人々の気持ちも読み取れる文章だった。
だから映画を見ようとは思わなかった。

しかし、今年のベストテンのこともあって、昨日DVDで観た。

原作程の奥深さはなくても仕方ないが、全体的に満足。
タキおばあちゃんと一緒にラストでは号泣。賠償千恵子の演技は無理がなくて素晴らしかった。
本を読んだ直後の感想
『あからさまな文章ではなくそれとなくなのに、セックスレスの夫婦間の会話や、若い男に揺れる時子の大人の色気。美しい奥様に憧れる女中タキの微妙な気持ちなどなど、文章も構成もうまいなぁと惚れ惚れしてしまった。直木賞を獲るに十分な小説だと思った。』

映画ではセックスレス夫婦には触れては居ないけれど、もし、もう少しハッキリ触れていたら、奥様が若い男に夢中になった気持ちも理解出来ただろうか。
しかし、吉岡秀隆は全然この役には向いていない。残念。
芸術家風に見せようとしてあんな髪型にしたのだろうか。私のイメージにはほど遠く映画の魅力も半減した。
映像と言う物は、個々の想像を打ち砕くことが多い。手近にいる子飼の俳優を重宝に使っているとしか思えなかった。
特に日本映画でガッカリさせられるのはキャストの知恵のなさだ。
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